当農園のあゆみHISTORY
当農園のあゆみ
当園は、静岡市葵区あさはた地域で賎機山の南側麓にあります。現在はあさはた遊水池として知られている場所です。昭和51年頃に巴川流域の慢性的な水害を追放する対策が始まる以前は、一面蓮根畑が広がり沢山の蓮根が栽培されていましが、現在ではかなり減少してしまいました。
今や数少ないあさはた蓮根栽培の生産者として、当園は存在しております。
又柑橘類は、賎機山、自宅付近で代々栽培して受け継がれてきました。
現在は自宅付近の平坦な土地で栽培しております。
園主の私は、生まれた時から農家の長男として育ち、農業を身近で見て感じて食して来ました。特に思い出深い事は、にわとりを200羽程飼い、鶏ふんを蓮根田みかん畑に入れていた様子、かつ、その鶏ふんの匂いがたまらなく臭かった時の事、その当時深く考えた事もなかったのですが、今考えれば理にかなった事を昔は行っていたのだと気づかされたりしました。
何もかもがあって当たり前でしたが、父が亡くなってから、少しずつ農業の大切さ、必要性に気づき始め、今現在に至ります。
幸い私の母が亡くなった父といつも一緒に農作業をしていた為、分からない事は教えてもらえたので、本当に助かりました。
農作業(れんこん掘り)は特に労力、体力が必要ですが、これまで代々受け継がれ沢山のお客様に喜ばれてきた農作物を私の代で終わらせてしまう事など決して出来ないと思い、私の母、妻、子供そして孫も協力して農繁期を毎年乗り切っております。
何よりも、美味しい物を沢山の方々に召し上がって頂きたい、喜んで頂ける物を作り続けたいという想いのため、手をかけ栄養を与え安全で安心な作物を提供できるように、今後も励んでいこうと思っております。
2018年に、今後の農業発展を目指す意味あいもあり、自園をFarm KANOと命名しました。